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子どもの歯科医療費はいくらかかる?

更新日2022.05.17

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子どもの歯は大人に比べて虫歯になりやすいと言われております。誰もが普段の生活でなるべく余計な出費は避けたいものですが、子どもの虫歯は放置するわけにもいきません。

ここでは子どもの歯科医療費がどのくらいかかるのかと、できるだけ出費を抑えるポイントを紹介したいと思います。

子どもの歯科医療費(しかいりょうひ)について

子どもの歯科医療費(しかいりょうひ)について

永久歯に比べて乳歯は、エナメル質の量が少ないため虫歯になりやすい性質です。
近年は、虫歯がある子どもの比率が年々下がってきていると言われております。

理由としては、歯科医療の発展と歯に対する意識が高まってきていることが考えられます。

しかし子どもの虫歯の比率は下がってきているものの、子どもの歯列や咬合に関する比率は上がってきており、年間の歯科医療費も増えております。

永久歯に比べて乳歯は、エナメル質の量が少ないため虫歯になりやすい性質です。

歯科診療費1
歯科診療費2
歯科診療費3
歯科診療費4

出典:厚生労働省「国民医療費の概況」より歯科診療費を抜粋

子どもの歯科医療費(しかいりょうひ)について2

子どもの虫歯治療においては、一般的に保険適用3割負担の場合で2,000~5,000円と言われております。
ただし虫歯の進行具合では10,000~20,000円かかると言われております。

子どもに多い歯列矯正は、歯列矯正に関わる費用の全てが自己負担であるためどうしても高額になってしまいます。

すべての検査・診断費用等の目安は、30,000円~100,000円と言われており、矯正期間のすべてで考えると200,000~600,000円ほど必要と言われております。

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虫歯は予防歯科で費用を抑える

虫歯は予防歯科で費用を抑える

欧米ではすでに浸透している予防歯科ですが、日本でも定期的に歯科健診を受けることが習慣となってきております。

予防歯科では超音波を使用したPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)と呼ばれる歯石やバイオフィルムの除去ができる専用の機械で口内を清潔にします。その後はフッ素を塗布して、歯の再石灰化を促進させます。

費用は3,500円程度が一般的ですが、自由診療ともなると10,000円前後することがあります。

治療法や予防歯科の内容も歯科医院ごとで異なることがありますので、確認しておくようにしましょう。

定期的に予防歯科に通うことで口内のトラブルを未然に防ぐことができますし、早期発見・早期治療ができるため、費用を抑えることにもつながります。

歯列矯正(しれつきょうせい)の費用を抑える

歯列矯正(しれつきょうせい)の費用を抑える

食生活が欧米化してきていることもあり、年々不正咬合が増えてきております。

高額な治療費がかかる歯列矯正ですが、費用を抑えるためには、できるだけ早い段階ではじめましょう。

ポイントは歯の生え変わる頃を目安とした第一期治療と、永久歯が生え揃った後の第二期治療とに分かれます。

第一期治療(3歳~10歳頃)

治療内容は、正しい噛み合わせができるように骨格を整えていく治療です。
早めの段階であれば、骨格が整う前なため成果が得られやすくなります。

装置の費用はおよそ30,000~70,000円です。

この期間に必要な治療費は、200,000~400,000円と言われております。

第二期治療(11歳頃)

治療内容は、歯と歯の隙間やねじれをきれいに整えていく治療です。
ブラケットワイヤーを用いて歯並びや噛み合わせを調整するのが一般的です。

この期間に必要な治療費は、一般的なワイヤー矯正の場合でも300,000~600,000円かかると言われております。

歯列矯正(しれつきょうせい)の費用を抑える2

歯列矯正の費用をなるべく抑えるためには、治療方法で費用を抑えるようにしましょう。

矯正用装置は種類により費用が大きく変動します。特に部分矯正は、全体矯正に比べて費用を抑えることができるうえ、矯正期間も短く済みます。

他にも医療費控除を利用しましょう。美容目的の矯正でなければ医療費控除の対象として認められています。

まとめ

まとめ

虫歯の予防には、日常行う口のケアが何よりも重要で、正しい歯磨きや食べ方の改善などできることがたくさんあります。

予防歯科は子どもの頃から定期的に習慣化させておくことが大切です。

小児矯正は、まず専門の先生に検査をしてもらい必要かどうかを判断してもらいましょう。

早い段階から始めることは、後々の歯科医療費にも大きく影響しますが、矯正が不要な場合もありますので先生と十分に話し合った上で進めるようにしてください。

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