歯を失う主な原因
高齢になると徐々に歯が抜けてしまうというのは誤った考え方で、実は歯を失う原因の中で最も多いのは歯周病と言われております。
そのため口内を清潔にしておかないと、若い方でも歯が抜ける危険性があります。
■歯を失う原因のTOP5
- 歯周病…37.1%
- 虫歯…29.2%
- 破折…17.8%
- その他…7.6%
- 埋伏歯…5.0%
※2018年 公益財団法人 8020 推進財団の「永久歯の抜歯原因調査」より
歯が抜けてしまう原因は年齢ではありません。いかに健康な歯を維持できるかがポイントです。
大切な歯を守るには?
人間の歯は、6歳頃に乳歯から永久歯へと生え変わりますが、その後は生え変わることはありません。
そのため日頃から歯のケアは大切です。
歯は消耗品であり使うごとに劣化していきます。どんなに治療やメンテナンスを行っても完全に元の状態にすることはできません。
なるべく健康な歯を維持するためにも以下のことをお勧めします。
■ ブラッシング
歯と歯茎の境目にプラークを残さないように、歯磨きは丁寧に行いましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると効果的です。
■ メンテナンス
虫歯や歯周病の原因となる歯がないかチェックしてもらいましょう。
歯科医院で定期的なメンテナンスを受け、歯をクリーニングしてもらうことで落としきれないプラークの除去や着色汚れなども改善できます。
■ 生活習慣
睡眠不足やストレスは抵抗力が低下する原因になるため、虫歯菌や歯周病菌に感染しやすくなります。
また、喫煙は歯周病の症状悪化につながるため、できるだけ控えるようにしましょう。
歯は1本でも失ってしまうと全体のバランスが崩れてしまい、様々なリスクを引き起こします。
歯のバランスが崩れると…
- 咀嚼力が低下する。
- 不正咬合による顎の痛みや肩こり、頭痛を引き起こす。
- 咬む力が衰えて脳への刺激低下から、認知症になりやすくなる。
- 歯がなくなることで見た目的に老化を早めてしまう
若い方でも治療と虫歯を繰り返していると根の先が炎症を起こし、年齢を重ねるにつれて抜歯をすることになりかねません。
歯を失わないためにも定期的な検査やメンテナンスを行い、健康な歯や歯周組織を保つことが非常に重要と言えます。