インビザラインとは

更新日2022.05.17

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インビザラインとは

透明の「アライナー」と言われるマウスピースを使用して行う「目立たない」矯正治療、それがインビザラインです。
この新しい矯正方法は、コンピュータを用いて作製された透明なマウスピースを段階的(約2週間ごと)につけ替えることで歯列を矯正してきます。
インビザラインは「マウスピース型矯正装置」を独自に開発した米国アライン・テクノロジー社にて作られています。
透明なマウスピース装置ですので、装着してもほとんど目立ちません。 また、食事等必要に応じて取りはずすことができます。

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インビザラインの利点
  インビザライン 従来の一般矯正
治療方法 透明で取り外しが可能なアライナーを使用して歯の矯正を行います。ワイヤーなどは使用しません。 ワイヤーとブラケットを使用する固定式の矯正装置を使用して歯を矯正します。
装置が目立たない 透明の医療用プラスチックで 作製されるアライナーは、装着していても目立ちません。 歯に装置を固定するため、目立つ場合があります。
取り外し可能 ライナーは簡単に取り外すことができます。 治療が完了するまで、矯正器具は取り外すことができません。
治療中の歯のお手入れ アライナーを取り外して、普段どおりの歯のお手入れが可能です。 矯正装置が歯に固定されているため、歯と歯肉全体のお手入れが難しくなります。
患者における治療の
明確さと実感度
段階的にアライナーを交換することにより、矯正治療の進行度合いを確認できます。 装置が固定されているため、治療の進行度合いを確認しづらい場合があります。
治療の
正確性・再現性
全世界の臨床データを基に、高度な治療設計を作成。精度が非常に高い。 技工士による手作業によりバラつきが生じやすい。
来院間隔・期間 検査後、治療期間が決まり、1~2ケ月に1回通院。 治療期間の予見は不可能。2~4週間に1回通院。
矯正料金 来院回数が少なく、初めにアライナー制作時料金が分かり、後は各医院の通院費など料金の目安が立てやすい。 月に1~2度の来院となり、月極め処置料をいただく場合が多いので、総支払額は高額となる場合が多い。

また、こんな方にオススメです!
  • 営業職・接客業・アナウンサーのような、人前に出る機会が多い方
  • ワイヤー矯正など、固定式の装置にわずらわしさを感じる方
  • 普段と同じように、おいしく食事を楽しみたい方
  • 金属アレルギーのある方
  • 意志の強い方(装置の取り外しがあるため)

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※錠剤は1回1錠が目安です。洗浄後は液を捨て、容器は毎回洗ってください。

インビザラインの治療の流れ

STEP1:カウンセリングに行こう

まずインビザラインを行っている歯科医院・クリニックに相談をしに行きましょう。
治療期間や費用などの目安について説明を聞き、信頼できる先生と治療を始めましょう!未成年の方は保護者の方の同伴が必要な場合があるため、事前に歯科医院・クリニックに確認しましょう。

STEP2:精密検査を行う

マウスピース矯正インビザラインによる矯正をする事を決心したら、レントゲン写真、歯型などの資料を取ります。
この資料(歯型のデータ)を基に、理想的な位置に歯が動くようにPC画面上でシミュレーションを行ないます。
シミュレーションの為にインビザライン独自に開発した「米国アライン・テクノロジー社」にデータを送り、医師と患者の状態を照らし合わせながらシミュレーションを行います。この時に、インビザライン診断検査料として大体4万円~費用がかかるようです。
シュミレーションを依頼する前にどういった歯並びにしたいのか、審美的にも要望がある場合はしっかり医師に伝えておくのがポイントです。
なぜなら、シミュレーションに承諾するとマウスピースを発注すると最終段階のマウスピースまで完成されます。つまり変更したい場合は追加料金を払ってマウスピースを追加発注してもらう事になります。
矯正治療は費用が高額ですので後悔しないように、遠慮せずに希望を全て医師に伝えて後悔のないようにしましょう。
シミュレーションが完成したら、シミュレーションを確認しながらそれぞれの患者様に合った治療方針や大体の料金などが決まってきます。

STEP3:虫歯・歯周病のチェックや治療

マウスピース装置を着ける前の準備として、虫歯や歯周病がある場合は治療を行います。抜歯については医師によって考え方が様々なため、よく話し合って決断しましょう。

STEP4:計画を立てて、マウスピースを発注

レントゲンや歯の模型などの検査結果をもとに、「クリンチェック治療計画」と呼ばれる3Dコンピュータ画像にて、治療開始から完了までのシミュレーションを行います。
自分の歯がどのように動いていくのかを、立体的なアニメーション画像で確認できます。
治療計画に承諾すると、矯正の期間と、料金、正確に決まります。
治療承諾後、「歯型・治療計画・レントゲン写真」などを医師が米国のアライン社(インビザラインを設計、製造、販売している会社)に郵送。すると、歯型などのデータから、アライン社の担当スタッフがデジタル3Dの歯列を作製。一人ひとりの歯に合わせたマウスピースが作製されます。

完成した全てのマウスピース(マウスピースの数は人によって異なりますが36個~48個が多いようです。)がパッケージ化され、箱に詰められて日本に送られてきます。

STEP5:治療開始

マウスピース装置をつけて治療開始です!
初期は、約月1~2回のペースで通院して、装置の調整を行います。
各治療段階につきマウスピースを2週間ずつ、医師の指示を受けながら替えていきます。
治療期間は普通2~3年程度で、マウスピースの装着時間は1日20時間以上が目安です。飲食や歯磨き、デンタルフロスの使用時間以外はマウスピース装着するようにしましょう。

STEP6:アタッチメントを装着

必要に応じて歯にアタッチメントという歯と同じ色のレジン(プラスチック)を装着します。
また、歯を並べるための隙聞を作るために、健康を損なわない範囲で歯と歯の聞をわずかに削ることがあります。
痛みは通常ほとんどありません。(歯周病があると痛みが出る事があるようです)
その後の通院は1ヵ月~3ヵ月に一度となります。

STEP7:保定期間

歯並びがきれいになった後、後戻りを少なくするためにリテーナーと呼ばれる装置を使用します。
舌の癖などが原因で元の状態に戻ってしまうことがあるので、きれいな歯並びを安定させるために約1~3年、保定装置(リテーナー)をつけます。
この間、2~6ヵ月に一度程度の来院間隔で噛み合わせや歯の状態をチェックします。
約2年間経過観察を行なう所が多いようです。
リテーナーは透明なマウスピースタイプのものや、場合により就寝時だけワイヤータイプのリテーナーを使用したり、医院によって違うようです。

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