問診
歯周病治療前に、歯周ポケットの深さや出血の有無を測定し、歯周病の進行度を調べます。
他にも、問診、噛み合わせのチェック、レントゲン撮影を行い、治療に取りかかります。
ブラッシング指導
歯周疾患の殆どの原因は、プラーク中の歯周病菌です。
適切なブラッシング方法と食生活の改善を行い、新たなプラークを付着させないことが重要です。
歯科医師や歯科衛生士に指導してもらいましょう。
歯石除去
機械や器具を使用して歯に付いた歯石を除去します。
歯石を取ることで、歯周病菌を減らすことができます。
- 虫歯や、古くなった詰め物、または被せ物がある場合は、プラークが付きやすく、除去しにくい原因になるため、炎症が治まりにくく再発しやすくなります。
それぞれに合った治療を行います。 - 歯のぐらつきが大きい場合は、歯と歯を歯科用ボンドで固定し、歯周組織や周囲の歯への負担を軽くさせる場合があります。
- 噛み合わせに問題がある場合は、噛み合わせの確認・調整を行います。
- 全身疾患が関与している場合は、内科と連携して治療を行う場合もあります。
- 喫煙をしている場合は、歯周炎が進行したり、歯茎の治癒を妨げる原因となるため、禁煙指導をする場合がございます。
- 治療を行っても歯を残すことが難しい場合は、抜歯を行います。
歯周病を予防するためには、「プラークコントロール」と「定期的なメインテナンス」が重要となります。
<プラークコントロールとは>
プラークコントロールで大事なことは、毎日のブラッシングです。
食べカスや磨き残しが口内に残ってしまうと、口内の細菌が増殖し、24時間後にはプラークが、4~8時間後には一部が石灰化し、12日後で約60~90%が石灰化してしまいます。
歯石になると歯科医院での治療が必要となりますので、こまめに正しいブラッシングを行いましょう。