治療が痛くない?静脈内鎮静法とは

更新日2022.05.17

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虫歯は治したいけれど、歯医者には行きたくないという方は多いのではないでしょうか?
歯医者に行きたくない理由の上位には、必ず「治療が痛いから」が入ります。
そこでおすすめしたいのが静脈内鎮静法です。ここでは静脈内鎮静法について紹介していきたいと思います。

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静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)とは

静脈に鎮静剤を注入して歯科治療中の緊張を和らげる方法のこと

静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)とは

静脈内鎮静法の特徴は、鎮静剤の効果が現れてくると浅く麻酔がかかったような状態になることです。

痛みがなくなるわけではありませんが、意識はありどこか虚ろで夢を見ているような状態になり不安を感じなくなります。

患者はインプラントの治療や難易度の高い親知らず抜歯などの際は、不安や痛みを感じてしまうものですが、このような場合に静脈内鎮静法は麻酔と併用することで高い効果を発揮します。

この処置を安全に行うためには、血圧や心電図のモニターなど設備と技術が必要となるため、歯科麻酔専門医がいる歯科医院での治療がおすすめです。

静脈内鎮静法以外にも痛みや不安を解消する方法はあるの?

静脈内鎮静法以外にも痛みや不安を解消する方法はあるの?

痛みを感じにくくする方法としては麻酔があり、歯医者で行われる麻酔は主に局所麻酔と呼ばれるものです。

局所麻酔は意識があり、痛みだけを取り除くため歯医者特有の音や匂いははっきりと認識してしまいます。
不安を取り除く点で言えば、笑気麻酔レーザー治療があります。

笑気麻酔は専用のマスクを鼻に乗せてガスを吸入するため、口呼吸をする方には少し不向きではあります。
しかし副作用がなく比較的安価なため、小さなお子さんでも安心して使用できます。

レーザー治療は完全な無痛ではありませんが、治療箇所にレーザーを当てられている感覚は残る程度で、一般的な外科処置のようにメスを入れるわけではないため、体に負担の少ない治療法と言えるでしょう。

静脈内鎮静法にかかる費用

静脈内鎮静法にかかる費用

静脈内鎮静法は、薬が効いてくると眠くなり処置中の記憶がほとんどないうちに治療を終えることができます。
全身麻酔に比べ、安全性も高く、日帰りできるのも大きな特徴です。

気になる費用ですが、保険適用の有無や鎮静剤を注入する時間でも異なりますが、保険適用で2,000円前後、自費診療の場合で5,000~10,000円程が一般的です。

ただし麻酔のみの料金のため、抜歯やインプラントにかかる費用は別途必要です。

歯の治療に不安を感じてしまう方や、どうしても痛くならない方法で治療を行いたい場合は、歯科医師と相談をして治療に臨むようにしましょう。

※ 費用の詳細は事前に歯科医院で確認してください。

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