8020運動とは?
日本歯科医師会が推進している「満80歳以上の方の歯を20本以上残す」運動のこと
8020運動は、1989年愛知県で始まり、成人歯科保健対策検討会の中間報告が取り上げられたことから、全国に広まりました。
2000年には、厚生労働省によりはじめられた「21世紀における国民健康づくり運動」において、2010年までに20本以上の残存歯を持つ者を20%とすることを目標に掲げました。
厚生労働省が平成28年10月~11月に実施した歯科疾患実態調査では、8020運動の達成率が51.2%あり、平成23年の調査結果の40.2%を大きく上回る結果になりました。
自分の歯が20本以上あるという割合を男女別に見ると、80歳以上においては、男性の方の割合が多い結果となっております。
また、80歳以上で歯間ブラシや舌の清掃を行っている男女の割合を見ると、意外にも女性の方の割合が多い結果となっております。
8020運動を活性化させましょう!
8020運動は、80歳以上だけが対象にしている運動ではありません。
これから80歳になる方々も、今から健康な歯を保ち、80歳を迎えたときには、自分の歯で食事ができることを推奨しています。
歯を失う原因の多くは、虫歯と歯周病といわれています。
虫歯と歯周病を予防する1番効果的な方法は、定期的に歯科検診を行うことです。
健康な歯を保つことは、8020運動を活性化させることにもつながります。
80歳を迎えたときに、自分の歯が20本以上維持できていることを目指しましょう。