アンレーとは、歯冠の大部分を覆い被せ、修復する詰め物のことです。
インレーとは、虫歯を削った後の穴にはめ込む詰め物のことです。

いずれも歯を治療したあとの穴を埋めるために使われます。
アンレーやインレー以外にも被覆する歯面の数が歯全体の4/5を覆うものを「4/5冠」、3/4を覆うものを「3/4冠」と呼びます。
このように部分的に覆うことを総称して部分冠といいます。
また、歯全体を覆うものを全部冠(クラウン)といいます。

虫歯治療において、削る部分が少ない場合にはインレーを使い、詰め物をすることができます。
しかし、虫歯の進行度合いによってはアンレーやクラウンの選択をしなければならない場合があります。
まだ初期の小さな虫歯の場合は、レジンで治すこともできます。


アンレーとインレーは、同じ目的で使用しますが、虫歯治療の規模により異なります。
詰め物は、保険適用のものと、保険適用外のもので使われる素材が違います。
担当医の先生とよく相談したうえで、判断するようにしましょう。