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歯科診療における新型コロナウイルス対策

更新日2022.05.17

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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の感染が国内で急速に広がっておりますが、歯科医院も例外ではありません。歯科診療においては三密と言われる「密閉」「密集」「密接」の3要素がありますので、各歯科医院では緊急の処置を必要としない場合は、できるだけ通院を控えるようにと通知しております。

ここでは歯科医院で行われている感染拡大させないための対策をいくつか紹介していきたいと思います。

歯科受診と診療現場の対応

歯科受診と診療現場の対応

歯科医院は感染症指定病院や大きな総合病院のように、感染を予防できる環境を整備することは非常に困難です。
待合室のスペースは病院と比べても近距離であり、診療室では患者さんと歯科医師との距離が非常に近くなります。

接触感染や飛沫感染などの感染リスクの高い歯科医院では、以下のことに配慮しながら対応しているようです。

電話対応

患者さんのマスク着用の有無にかかわらず、受付で短時間の会話を交わした場合でもリスクはあるとしており、飛沫感染を防ぐためにまずは電話相談を勧めております。

受付対応

患者さんが直接歯科医院に来た場合は、院内感染防止の観点から院内ではなく院外から電話をかけてもらい、発熱や咳などの確認を行ったうえで対応する場合があります。

待合室

原則待合室に複数人いることを避けるため、電話予約などで一定の間隔で来院してもらうようにしているところが多いです。またイスやドアノブなど患者さんが触れる場所は清拭をして対応しているようです。

キッズルーム

基本的に利用不可としているところが多いです。患者さん同士での感染を防ぐことを目的としております。

診療室

歯科医師のマスク着用や目の保護(ゴーグルやアイシールドなど)だけでなく、エアロゾル(気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子)によるウイルスの伝播を起こさないために、吸引装置ラバーダムを活用しているところが多いです。

その他

歯科医師だけでなく歯科衛生士や歯科助手、歯科技工士などスタッフの体調管理も患者さん以上に配慮しており、毎日の検温や体調の変化にはかなり気をつけております。

随時手洗いの徹底・オートクレーブによる滅菌処理・グローブの交換・ディスポーザブル器具の使用などできる限りの対策は取られているようです。

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わたしたち患者側でできること

わたしたち患者側でできること

歯科医療現場では院内感染や患者さんへの感染を防ぐため、できる限りの注意を払い治療を行っております。

わたしたち患者側にできることは何かを以下にまとめてみましたので、参考にしていただけたらと思います。

■ 緊急性の高い治療以外はなるべく控えるようにする

■ 新型コロナウイルスの感染が疑わしい状況の場合はまず保健所に相談する

■ 来院する際は予約の時間より早すぎないようにする。

■ 来院する際はマスクの着用をする

■ 手洗いやアルコール消毒をする

新型コロナウイルス感染症は、歯科医療現場で働くスタッフと患者さんがお互いに感染をさせないようにすることが大切です。どうして良いかわからない場合は近隣の歯科医院へ相談するようにしましょう。

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