歯磨きで歯垢をきれいに落とす方法

更新日2024.04.17

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歯垢には虫歯や歯周病の原因となる細菌が多く存在します。

中でもミュータンス菌と呼ばれる糖質をエサにして歯を溶かす酸をつくり出す細菌は、バイオフィルムという歯の表面に付着する物質をつくります。これが歯垢(プラーク)です。

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歯ブラシで落とせる汚れは全体の6割程度

歯ブラシで落とせる汚れは全体の6割程度

歯垢が歯に付いてしまうと口の中ですすぐだけでは落とすことができません。落とすためには、歯磨きをする必要があります。

歯磨きで大事なことは、食事で付いた食べかすを取り除くことではなく、口内の細菌を取り除くことです。

そこで毎日の歯磨きが重要になりますが、歯ブラシで磨くだけで歯垢を落とすには限界があります。

歯ブラシで落とせる歯垢は約6割程度と言われております。
歯ブラシとデンタルフロス歯間ブラシを合わせて使用して、ようやく9割程度の除去率というデータもあるようです。

歯ブラシを使うときの3つのポイント

歯磨きの際の歯ブラシを使うポイントは3つあります。

  • 毛先を歯面にあてること(特に歯と歯肉の境目や歯間を入念に磨きます)
  • 適度な力加減で磨くこと(毛先でかき出すため毛先が広がらない程度の力で磨きます)
  • 歯ブラシを小刻みに動かすこと(細かい動きで1ヵ所20回以上が理想です)

歯垢は粘着性が高いため、歯ひとつひとつを丁寧に磨くことが大切です。

歯ブラシを使うときの3つのポイント 歯ブラシを使うときの3つのポイント

また歯ブラシの持ち方は、パームグリップ(握るような持ち方)とペングリップ(鉛筆を持つような持ち方)があります。
場所によって持ち方を変えて磨くと良いでしょう。

歯を磨くタイミングに注意

歯を磨くタイミングに注意

歯磨きの本来の目的は、食後の食べかすが歯垢(プラーク)にならぬように、このプラークをコントロールすることにあります。

歯垢は食後の食べかすの中で細菌が増殖しますが、口内の唾液が中性に戻す働きと再石灰化と呼ばれる歯の修復を行うため、食後すぐに歯磨きはせず、30分から60分ほど時間を空けて歯磨きをすると良いでしょう。

一般的にプラークは食後およそ4~8時間後につくられると言われております。
虫歯や歯周病の予防の観点からも食後8時間以内に歯磨きは行うようにしましょう。

プラークが爆発的に増えるのは唾液の少ない夜であるため、寝る前と起床時の少なくとも2回はプラークコントロールをすべきでしょう。

デンタルフロスや歯間ブラシを使おう

デンタルフロスや歯間ブラシを使おう

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢(プラーク)が残りやすくなります。
歯間ブラシやデンタルフロスを取り入れて、歯の隙間や奥に詰まった汚れを都度流す習慣をつけるようにしましょう。

デンタルフロスは鏡を見ながら、歯肉を傷つけないように注意しながら使用します。

デンタルフロスの糸は、歯に巻きつけるようにして歯の面を2~3回上下にこすってプラークを取り除くことがポイントです。

歯間ブラシは自分の歯の隙間に合ったサイズ選びをすることがポイントです。
持ち方は鉛筆を持つように持つと扱いやすいです。

歯間に抵抗なく挿入できて、動かしたときにきつくない程度が理想です。前歯と奥歯では歯間の広さが違う場合がありますので、数種類の歯間ブラシを使い分けると良いでしょう。

・デンタルフロスは歯肉を傷つけないように注意する
・歯間ブラシは自分の歯の隙間に合ったサイズ選びをする
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