診療放射線技師の資格を取ろう

更新日2022.05.17

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診療放射線技師(しんりょうほうしゃせんぎし)とは?

医師の指示のもとで主に放射線を用いた検査や治療を行える資格のこと

診療放射線技師の資格は、国家資格です。

診療放射線技師は、厚生労働大臣の免許を受けて、医師又は歯科医師の指示の下に、放射線を人体に対して照射することができる資格です。

歯医者での主な仕事は、CT検査による歯のレントゲン撮影です。
コンピュータによるデータ処理と画像再構成で、断層写真を撮ります。

特にインプラント治療においては、正確な診断と安全確実な治療が求められます。
歯を支えている周りの骨の状態を、正確に知るためにも、CTを扱える診療放射線技師は欠かせない存在です。

また、歯医者以外での診療放射線技師の仕事は、放射線治療や放射線診療に用いる機器・器具の管理なども行います。
医療関係以外では、原子力発電所や放射線の研究所など、幅広い分野で活躍できます。

受験資格は、文部科学大臣が指定した学校、または都道府県知事が指定した診療放射線技師養成所(専門学校)で、必要な知識や技術を3年以上学んで卒業することです。

それ以外の方法では、日本国外で診療放射線技術の学校、または養成所(専門学校)を卒業後、国内の診療放射線技師の免許に相当する免許を交付され、厚生労働大臣に認められる方法があります。

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診療放射線技師の試験内容と気になる合格率は?

診療放射線技師の出題形式は、5肢選択の問題形式です。

国家試験は、配点を1問1点、合計200点満点として、次の基準を満たした者が合格となります。

  • 総得点 120点以上/200点(60%)
  • 0点の科目が1科目以下
学科試験内容
①放射化学
②診療画像機器学
③診療画像検査学
④核医学検査技術学
⑤放射線治療技術学
⑥医用画像情報学
⑦基礎医学大要
⑧放射線生物学
⑨放射線物理学
⑩医用工学
⑪放射線計測学
⑫エックス線撮影技術学
⑬画像工学
⑭放射線安全管理学

受験時間は丸1日(午前・午後)かけて行われます。

合格率は、80%前後です。

合格者は新卒者が占める割合が多く、2019年に実施された診療放射線技師試験では、受験者数3,202人に対して、合格者数が2,537人(合格率 79.2%)でした。

※厚生労働省の発表より

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