歯科治療で口内に風を当てる理由

更新日2022.10.04

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口内に風を当てる理由

口内に風を当てる理由

歯科治療中に口の中に風が送られてきた経験は、誰もが持っていると思います。口内に風を当てる行為には、以下のようなことがあると言われております。

■ 口内の状態を確認するため

口内はすぐに唾液がたまりやすく、治療の際に患部が見にくくなることを防ぎます。

■ 被せ物や詰め物を接着させるため

歯冠に装着した材料をセメントでつける際にしっかり乾燥させ、固定させます。

■ 口内のクリーニングを行うため

エアフローで専用のパウダー粒子とジェット水流の力で細かい汚れを落とします。

■ 患部の痛みを確認するため

エアー(圧縮空気)を吹きかけて神経の状態を確かめます。

口内は細菌が多く存在します。近年は除菌フィルターを装着した歯科機材が増えており、クリーンな風で治療を行う歯科医院が増えております。

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歯科治療で使われる道具

歯科治療で使われる道具

口内に風を当てる理由のひとつに唾液を飛ばすことがありましたが、逆に唾液を掃除機のように吸い取ってくれるのがバキュームです。
バキュームは唾液だけでなく、治療で削った破片やクリーニングで出た歯垢や歯石なども吸引します。

他にも治療に欠かせないのがデンタルミラー(歯科用ミラー)です。主に直接口内をのぞき込んでも見えない部分を確認したり、光を屈折させて暗部を照らしたりします。また頬粘膜や舌を移動させることにも使用します。

歯科治療でトレイに乗せられているものは、他にピンセット・探針・エキスカ(エキスカベーター)・充填器があります。概ねこれらの道具が基本セットとして用意されます。

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