歯を強くするフッ素の落とし穴
現在市販されているほとんどの歯磨き粉には、フッ素が入っております。
フッ素入り歯磨き粉は、歯のことを考えて作られているため、歯に様々な恩恵をもたらしてくれます。
しかしフッ素は、過剰に摂取すると歯のフッ素症(斑状歯)と呼ばれる歯の形成障害を引き起こすことがあります。
歯に良いとされるフッ素ですが、フッ素入り歯磨き粉の使用量が過剰になったり、過敏になり磨く頻度が増えすぎたりすることは、かえって良くないため、適量で使用するようにしましょう。
フッ素の隠れた力
フッ素入り歯磨き粉に含まれるフッ素には、歯の再石灰化を促進する働きがあります。そして歯の表面にあるエナメル質をより強化することも実証されております。
他にも虫歯菌の働きを抑える効果があり、虫歯予防としても一役買ってくれます。
フッ素入り歯磨き粉を正しく使おう
歯磨きは食後すぐではなく、しばらく時間をおいてから行う方が効果的です。理由としては、唾液の働きが歯の再石灰化を促すからです。
フッ素入り歯磨き粉を使用する際には、適量の歯磨き粉でしっかりブラッシングを行い、洗口は1回にすることがおすすめです。
洗口1回の理由は、洗口をしすぎると歯の表面に残ったフッ素を落としてしまうことになるからです。これはフッ素塗布と同じ要領になります。
どのフッ素入り歯磨き粉でもそうですが、用法用量を守り健康な歯を維持するようにしましょう。