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子どもから大人まで歯の健康をサポートするフッ素塗布とは?

更新日2024.10.07

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歯の健康を維持するためには日々のケアが欠かせません。特に虫歯予防に効果的な方法のひとつとして注目されているのがフッ素塗布です。フッ素塗布は子どもから大人まで、すべての年齢層で活用できます。

ここでは、フッ素塗布の基本情報や効果、安全性、そして年齢別のフッ素ケアのポイントについて紹介しています。

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フッ素塗布とは?

歯の表面にフッ素を塗布して虫歯予防をすること

フッ素塗布とは?

フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸による歯の溶解を抑える働きがあります。フッ素塗布は主に歯科医院で行いますが、自宅でもフッ素配合の歯磨き粉洗口液などを使うことで、虫歯予防をすることができます。

また健康な歯を維持するために、定期的に歯科医院でフッ素塗布をすると効果的です。

フッ素の基本知識
フッ素の基本知識

フッ素は自然界に広く存在する元素であり、特に歯の健康に重要な役割を果たします。

歯のエナメル質にフッ素が取り込まれると、エナメル質が強化され、酸に対する抵抗力を高めます。さらに再石灰化を促進し、エナメル質の修復にも効果があります。虫歯のリスクが高い子どもには特に推奨されております。

フッ素の働きと効果

フッ素には、歯に含まれるカルシウムやリンと結合して、再石灰化を促進する働きがあります。さらに虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を抑え、酸の産生を減少させたり、歯のエナメル質を硬くしたりします。

これによりエナメル質が強化され、虫歯の発生リスクを低減します。

フッ素塗布のメリット

虫歯予防効果

フッ素には、歯を丈夫にする作用や歯の再石灰化を促進して酸から守る作用、そして虫歯菌の繁殖を抑える作用があります。特に虫歯になりやすい乳歯や生え替わりの時期に非常に効果的です。

フッ素=歯の強化+歯の再石灰化+エナメル質の修復

歯医者では、フッ素入りの歯磨き粉(濃度:950~1,400ppm)よりも高濃度のフッ素(濃度:9,000ppm)を歯に塗ることができるため、高い虫歯予防効果を得ることができます。

歯のエナメル質強化
歯のエナメル質強化

エナメル質は歯の最も外側にある硬い層で、酸や細菌から守る重要な役割があります。

歯の表面にあるエナメル質は、食べ物や飲み物から発生する酸により溶けはじめることがありますが、フッ素が歯の表面に塗布されると、エナメル質の中でカルシウムやリン酸と結合し、フルオロアパタイトと呼ばれる非常に硬くて酸に強い結晶を形成して修復します。

フルオロアパタイトは、通常のエナメル質よりも酸に溶けにくいため、歯を酸の攻撃から歯を守り、表面の微小な傷を早期に修復します。

年齢別フッ素塗布の活用法

子どものフッ素塗布の重要性

子どもの歯はまだ発育途中のため、エナメル質が大人の歯に比べて薄く酸に対する抵抗力が弱いです。乳歯や生え変わったばかりの永久歯は特に弱いため、フッ素を塗布してエナメル質を強化します。

POINT

フッ素塗布は、初期段階の虫歯を再石灰化する働きがあり、歯の表面にフッ素を取り込むことで、虫歯の進行を抑制します。子どもの健康な歯を長く維持させるためにも、歯科医院での定期的なフッ素塗布と日々の適切な口腔ケアは重要であるといえます。

大人のフッ素塗布で得られる効果
大人のフッ素塗布で得られる効果

大人のフッ素塗布も、虫歯予防や歯の健康維持に大きな効果をもたらします。子どものフッ素塗布と同様に、エナメル質強化や虫歯菌の活動を抑制する働きを持ちますが、大人には特有の口腔状態やリスクがあるため、フッ素塗布が特に有効です。

シニア世代へのフッ素ケア

シニア世代は、年齢とともに口腔内の状態が変化し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。入れ歯をするようになると、歯の健康だけでなく口腔内全体をケアしていく必要があります。

01根面う蝕(根元の虫歯)の予防

01根面う蝕の予防

根面う蝕(根元の虫歯)の予防

シニア世代は、歯周病や加齢により歯茎が後退していき、歯の根元が露出しやすくなります。歯の根元はエナメル質ではなく象牙質で覆われており、この部分は酸に対して非常に敏感で虫歯(根面う蝕)が発生しやすくなります。

フッ素を象牙質にも浸透させ、酸に対する抵抗力を高めることは、シニア世代にとって効果的な虫歯予防策となります。

02ドライマウス(口腔乾燥症)の改善

02ドライマウスの改善

ドライマウス(口腔乾燥症)の改善

シニア世代は、薬の副作用や加齢の影響で唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなります(ドライマウス)。

フッ素塗布は、唾液の自浄作用が低下した環境でも歯の再石灰化を促進し、虫歯の発生を防ぐのに役立ちます。さらにフッ素の抗菌作用により、口腔内の細菌の増殖を抑えることにもつながります。

03入れ歯周囲の歯の保護

03入れ歯周囲の保護

入れ歯周囲の歯の保護

部分入れ歯を使用しているシニア世代は、入れ歯の金具がかかる歯が虫歯のリスクを高めます。

フッ素塗布は、これらの歯を保護し虫歯のリスクを減少させます。またフッ素ケアを継続した場合、残っている歯の健康を長く維持し口腔機能の低下を防ぐことにもつながります。

フッ素塗布の安全性とよくある疑問

フッ素塗布の安全性
フッ素塗布の安全性

フッ素塗布は、適切な方法で使用される限り、非常に安全な虫歯予防手段として広く認められております。

フッ素塗布は何十年にもわたり、歯科医療の現場で子どもから大人まで幅広く使用されてきた実績があります。世界保健機関(WHO)アメリカ歯科医師会(ADA)日本歯科医師会など、多くの専門機関がフッ素の安全性と有効性を支持し、虫歯予防のためのフッ素使用を推奨しております。

歯科医院でのフッ素塗布は高濃度ではありますが、歯の表面に直接塗布するため、体内に取り込まれるフッ素の量は極めて少ないため、安心して治療を受けることができます。

また、高濃度のフッ素を長期間にわたって摂取するとフッ素症が起こることがありますが、歯科医院での定期的な塗布と自宅でのフッ素配合の歯磨き粉の使用だけでは、リスクはほとんどありません。

フッ素塗布Q&A
A. いいえ、フッ素塗布は子どもから大人まで幅広い年齢層に効果的です。子どもの虫歯予防だけでなく、大人やシニア世代の歯の再石灰化や根面う蝕の予防にも有効です。歯科医師の診断に基づき、年齢や口腔状態に合わせてフッ素塗布を行うことが推奨されております。

【フッ素塗布】歯科医院を紹介

ゆずる葉歯科

歯科医院情報

住所
158-0097 東京都世田谷区用賀2丁目36-8
診療時間
●平日 9:00~12:30 / 14:30~19:30(木曜は午前のみ)
●土曜 9:00~12:30 / 14:30~17:30
休診日
木曜午後・日曜・祝日
電話番号
03-6411-7874
診療科目
一般歯科小児歯科矯正歯科審美歯科インプラント

おすすめポイント

  • 思わず寝転びたくなるような人工芝を敷きつめたお子様専用スペース!
  • 全室個室診療室のため他の方の目線や音を気にせずに診療を受けられる!
  • ベビーカーのまま診療室へ行ける!
  • 世界最高レベルの滅菌器で機器の滅菌管理をしているから安心!
  • かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所「か強診(かきょうしん)」に認定されている!

まとめ

まとめ

フッ素塗布は子どもから大人、そしてシニア世代まで、あらゆる年齢層の歯の健康をサポートする効果的な虫歯予防法です。エナメル質の強化や酸の産生抑制、初期虫歯の進行を抑えるなど、これまでの経験と実績から効果は科学的にも広く認められております。

また、フッ素配合の歯磨き粉と併用し、歯科医師の指導のもとで定期的にフッ素塗布を行うことで、健康な歯を長く維持でき虫歯のリスクを効果的に減らすことができます。日々の口腔ケアにフッ素塗布を取り入れて虫歯のリスクを減少させるようにしましょう。

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